ベルギービール伝道師のひとりごと

いつもありがとうございます！


ベルジャンコーストIPAの樽が開栓し、記念すべき一杯目が提供されました。



なぜ記念すべき？なのか


というと、ステンレスケグの場合ストローでグラスの底から吸い上げるのと同じ構造なので
樽内の一番下の液体から吸い上げていきます。


酵母がたくさん含まれた液体は、下の方に沈殿していますので開栓一杯目はかなり酵母が豊富に含まれた一杯になります。


３杯目くらいから透き通ったクリアな液色に変わります。


なので、マニアなお客様はわざわざ開栓一杯目を狙っていらっしゃったりします。


そして、安定した中盤を過ぎ、後半になると残された液体に対して含まれる酵母は凝縮し始めます。


最初の一杯とは違う濃度の高い液体を味わえるのです。




昔は開けたて一杯目、中盤、最後の一杯をゲットするために毎日チェックしに来るお客様がたくさんいました（笑）



今ではそこまでマニアックなお客様はほとんどいなくなってしまいましたが、昨日はちゃんとこの違いを理解し、楽しんでいただけるお客様が一杯目をゲットできたので嬉しかったです。





これ、一番左が一杯目。一番右が３杯目。光の通し加減が違うのわかりますか？





裏から光をあてるとわかりやすいですね。
順番は反対向きなので一番右が１杯目です。





ついでに、昨日残しておいたクリムパシオネルの樽ぞこを酵母をショットグラスに入れて違いを楽しみました。

酵母はまるでカフェオレのような色。
澱ですがクリムパシオネルの澱は美味しかった〜

でも後味の苦味は結構強め。


全て飲み比べてもらって、味の違いに驚いていましたね〜


こういう楽しみ方も、ベルギービールならではだと思います。

皆さんも、ぜひ一歩踏み込んだ楽しさを見つけ出してください。











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